ビル管理士試験 H22年 問119 問題と解説

 問 題     

給湯設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 器具のワッシャには、細菌の繁殖を防止するために合成ゴムを使用する。
  2. 湯水を均等に循環させるため用いる弁は、仕切弁でなく玉型弁とする。
  3. 各配管に給湯水を均等に循環させるためには、給湯往管に設けられている弁の開度調整を行う。
  4. 膨張水槽の清掃作業者は、高圧洗浄時などのエアロゾル発生によるレジオネラ感染対策としてマスクを着用する。
  5. 逃し弁は1ヵ月に1回、レバーハンドルを操作させて作動を確認する。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

往管は「これからお湯が出て行くための管」で、その逆が戻り管(返湯管)で「お湯が返ってくるための管」です。

給湯水を均等に循環させるためには、お湯が使用されていない時にお湯がしっかり戻ってきているかが重要なので、給湯往管ではなく、戻り管(返湯管)の弁の開度調整が重要になってきます。

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