ビル管理士試験 H22年 問118 問題と解説

 問 題     

給湯設備に使用される加熱装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ガス瞬間湯沸器は、ふろ用の追い焚き機能を付加したものがある。
  2. 真空式温水発生機は、加熱用ヒータ、温度調節装置、密閉式貯湯槽、減圧弁及び逃し弁で構成されている。
  3. ガスマルチ式給湯機は、瞬間湯沸器を多数連結したもので、業務用の給湯が可能である。
  4. ヒートポンプは、排熱回収用の給湯熱源機器として使用される。
  5. 貯蔵式湯沸器は、90℃以上の高温湯が得られ、飲用として利用される。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

真空式温水発生機には密閉式貯湯槽がありません。減圧下(ほぼ真空)で水を100℃以下の低温で沸騰させ、その蒸気が熱交換器にて水との熱交換を行うことで温水を作ります。よって、貯湯槽は不要です。

ちなみに、(2)にある構成の加熱装置は「真空式温水発生機」ではなく、「電気温水器」です。

この問題はややわかりづらいかと思うので、現実的にはほかの選択肢におかしいところがないという点から、消去法で答えたほうが正解しやすいかもしれません。

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