問 題
給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 湯をポンプでくみ上げる場合、吸い上げることのできる高さは、温度が高いほど低くなる。
- 排水から熱回収する場合は、給湯の汚染を防ぐために間接的に行う。
- 給湯設備における金属材料の腐食は、給水設備において使用される同じ金属材料に比較して腐食速度が速い。
- 加熱装置から膨張管(逃し管)を立ち上げる場合には、補給水槽の水面の高さまで立ち上げる。
- 中央式給湯方式に設置する循環ポンプは、一般に末端の給湯栓を開いた場合にすぐに熱い湯が出るように設ける。
正解 (4)
解 説
膨張管(逃し管)と水槽の水面の高さを揃えてしまうと、水(湯)が膨張管から流れ出すか出さないか、常にぎりぎりです。
少しでも補給水槽から水が供給されると、その度に水(湯)を捨ててしまっては無駄ですので、加熱装置に膨張管(逃し管)を取り付ける場合は、水を供給する水槽の水面よりも高く立ち上げるのが正しいです。
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