ビル管理士試験 H22年 問101 問題と解説

　問 題　　　　　

輸送設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. JIS規格に定める積載荷重が900kgのエレベータの最大定員は、13人である。
2. エスカレータの輸送能力は、公称能力の65～85%で計算する。
3. エレベータは、大きく分けてロープ式と油圧式に分かれる。
4. エレベータに使用される巻上電動機には、交流式と直流式がある。
5. ロープ式エレベータは、低層建築物の使用に限定される。

　解 説　　　　　

エレベータは、大きく分けて、ロープ式と油圧式に分かれます。現在はロープ式が全体的に主流で、特に高い建物のときにはこちらが多用されます。一方、数階程度の昇降であれば、油圧式が使われることもあります。

つまり、低層建築物の使用に限定されますのは、油圧式エレベータのほうです。

ただし、ロープ式エレベータは高層建築物の使用に限定されるわけではなく、高層にも低層にもよく使われます。