問 題
人体の放熱機能として、不適当なものの組合せは次のうちどれか。
- 呼吸数の増加
- 筋緊張
- ふるえ
- 皮膚血管の拡張
- 発汗
- アとイ
- アとオ
- イとウ
- ウとエ
- エとオ
正解 (3)
解 説
熱産生と熱放散の問題ですが、イのふるえとウの筋緊張はいずれも身体が温まる方向に働きます。これら身体を温める行為は熱産生といって、放熱機能とは真逆です。
一方、アの呼吸数の増加、エの皮膚血管の拡張、オの発汗は、身体を冷やそう(=体内の熱を逃がそう)として起こる事象です。呼吸量が増加すれば呼気に含まれる熱が逃げますし、血管拡張と発汗は暑いときに無意識に起こる生理現象です。そのため、これらは熱産生ではなく熱放散に分類されますので、放熱機能に当たります。
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