問 題
空気調和方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 定風量単一ダクト方式は、給気量が一定であり、給気温度を可変することにより熱負荷の変動に対応する方式である。
- 変風量単一ダクト方式は、定風量単一ダクト方式と比較して空気質確保に有利である。
- ダクト併用ファンコイルユニット方式は、単一ダクト方式とファンコイルユニットを併用することにより、個別制御性を高めたシステムである。
- 放射冷暖房は、冷房時の表面結露や空気質確保に配慮が必要である。
- マルチゾーン空調方式は、負荷変動特性の異なる複数のゾーンの温湿度調整を1台の空調機で行う方式である。
正解 (2)
解 説
(2)に関して、変風量単一ダクト方式は給気風量を可変としているため、風量が減少した場合、室内空気の清浄度が悪化する可能性があります。そうならないよう、新鮮な外気を充分に確保できるような対策を講じることが求められます。
よって、空気質確保の面でいえば変風量単一ダクト方式は定風量単一ダクト方式よりも不利であるので、(2)の記述が誤りで、これが正解となります。
コメント