問 題
貯湯槽の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 休止中の貯湯槽を再開するときには、点検・清掃を行い、設定温度になるまで加熱してから使用する。
- SUS444製の貯湯槽は、腐食を防止するために電気防食を施す。
- 定期に貯湯槽の外観検査を行い、漏れや周囲の配管の状態を確認する。
- 使用していない貯湯槽の水は、停滞水の防止のため抜いておく。
- 開放式の貯湯槽においては、外部からの汚染の経路となりやすいマンホールの気密性、オーバフロー管の防虫網の完全性を点検する。
正解 (2)
解 説
SUSはSteel Use Stainlessの略で、ステンレス鋼のことです。SUS444は特に耐孔食性、耐隙間腐食性に優れているため、貯湯槽にも多用されています。
ただし、SUS444製の貯湯槽で電気防食を行うと、水素が発生して水素脆化が起こりうるので、電気防食を施してはいけません。
よって、(2)の記述が誤りです。
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