問 題
給水設備の汚染に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 飲料用貯水槽のオーバフロー管は、オーバフロー排水を円滑に行うために、一般の排水管に直接接続する。
- 吐水口空間を設けることは、逆サイホン作用防止の基本である。
- 大便器洗浄弁には、大気圧式バキュームブレーカを設置する。
- 上水系統とそれ以外の系統は、いかなる理由があっても直接接続してはならない。
- 屋内の貯水槽は、6面から点検ができるように床上に独立して設置する。
正解 (1)
解 説
(1)で、飲料用貯水槽の水抜き管を、オーバフロー管と直接接続することは好ましくありません。オーバフロー管は排水口空間を確保し、間接排水(オーバフロー管と水抜き管がそれぞれ独立)とするほうが望ましいです。
その主な理由は、(2)にもありますが、本来排水されるべき水が、水圧のバランスが崩れることによって逆流してしまうおそれがあるからです。オーバフロー管と水抜き管がつながっていなくて、その間に空間があるならば、このような逆流は起こり得ません。
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