問 題
建築物の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ライフサイクルは、JISの設備管理用語によると「設備の製作、運用、保全」と定義されている。
- エネルギー管理に推奨されるPDCAサイクルの活用には、見える化機能が有効である。
- ファシリティマネージメントは、コストと品質の最適化バランスを目的としている。
- 放射空調は、温度むらによる不快感が起こりにくい。
- 設備の保全活動には、維持活動と改善活動がある。
正解 (1)
解 説
(1)について、設備管理のライフサイクルとは、「設備の計画、設計、製作、運用、保全をへて廃却又は再利用までを含めたすべての段階及び期間」と定義されています。
つまり、ライフサイクルは(1)の記述にあるようなメインの工程だけではなく、実際に作り始める前の計画や設計段階も含みますし、使い終わったあとの廃棄などの段階も含みます。よって、これが誤りの記述で、正解の選択肢です。
(3)は正しい記述ですが、ファシリティマネージメント(FM)とは、「企業、団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」と定義されています。
コメント