ビル管理士試験 H29年 問30 問題と解説

　問 題　　　　　

ホルムアルデヒドに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. シックハウス症候群と関連する。
2. たばこ煙中に存在する。
3. 刺激性に乏しい。
4. 発がん性が認められる。
5. 建築物衛生法で室内の基準値が定められている。

　解 説　　　　　

ホルムアルデヒドは、無色の刺激臭を有する水溶性の気体です。よって、刺激性が乏しいどころか、むしろ刺激性が強いといえます。

ホルムアルデヒドを水に溶かしたものはホルマリンと呼ばれますが、ホルマリンが目や鼻にツンとくる刺激臭を持っていると知っていれば、ホルムアルデヒドにもそれと同じような刺激性があることがわかります。

また、この問題では(3)以外の選択肢を、ホルムアルデヒドの重要な特徴として覚えておいてください。