問 題
給湯設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 真空式温水発生機の定期検査は、労働安全衛生法の規定に基づいて行う。
- 給湯設備の停滞水は、機器・配管類からの金属の浸出に関係する。
- 自動空気抜き弁から水漏れがある場合は、弁座にごみ等をかんでいるおそれがある。
- 給湯設備は、給水設備に準じた保守管理が必要である。
- 給湯水にレジオネラ属菌汚染が認められた場合、系統内を高濃度塩素により一時的に消毒する。
正解 (1)
解 説
この問題はやや難しいかもしれません。
(1)の文章はまっとうな記述に見えるかもしれませんが、実際には、真空式温水発生機は労働安全衛生法が規定するボイラに分類されません。よって、真空式温水発生機がこの法律の規定外なので、その定期検査に関する規定も特にありません。
ただし、真空式温水発生機も労働安全衛生法の範ちゅうに入れるべきではないかという主張も見受けられるため、今後は(1)の説明文の通りになっていくかもしれません(そんなにすぐは変わらないでしょうけれど)。
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