問 題
構造力学と荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 積載荷重には、人間・家具・物品の重量が含まれる。
- せん断力は、部材内の任意の面に作用して、面をずれさせるように作用する力である。
- 地震力を計算するための積載荷重は、大梁の構造計算用積載荷重より大きく設定されている。
- 3ピン支持形式は、2つのピン(回転端)で支持され、その中間にもう一つのピン節点をもつ。
- 風圧力は、構造計算では通常、静的荷重として扱い、速度圧に風力係数を乗じて計算する。
正解 (3)
解 説
(3)に関して、構造計算用積載荷重の大小比較は頻出です。比較対照として用いられるのは、次の5つです。
「構造計算用積載荷重の大小比較」
- 積載荷重「大」:床
- 積載荷重「中」:大梁・柱・基礎
- 積載荷重「小」:地震力
なお、積載荷重「中」同士で比較されることはないので、この3つは全く同列に扱って大丈夫です。
今回の場合、「地震力」と「大梁」との比較なので、「大梁」のほうが大きくなります。よって、(3)の記述は反対のなっているため、正解は(3)です。
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