問 題
鉄筋コンクリート構造とその材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 耐震壁の厚さが20cm以上の場合には、壁筋を複筋配置とする。
- 直接土に接する柱において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは3cm以上としなければならない。
- 捨てコンクリートは、地盤の上に、底面を平らにするために敷きならしたコンクリートである。
- 鉄筋コンクリート構造用の鉄筋には、普通棒鋼と異形棒鋼がある。
- 柱の帯筋は、主にせん断力に対して配筋される。
正解 (2)
解 説
鉄筋とコンクリート表面との距離を、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さといいます。
直接土に接するか接さないかで、かぶり厚さ(鉄筋とコンクリート表面との距離)の数値は次のように変わってきます。これは頻出なので、重要事項としてぜひ覚えておくことをお勧めします。
- 直接土に接する壁、柱、梁、床 :かぶり厚さ4cm以上
- 直接土に接しない耐力壁、柱、梁:かぶり厚さ3cm以上
- 直接土に接しない非耐力壁、床 :かぶり厚さ2cm以上
よって、(2)は直接土に接する柱のかぶり厚さなので、4cm以上としなければいけません。
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