問 題
ダクトとその付属品に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 低圧ダクトの流速範囲は、15m/s以下である。
- フレキシブル継手は、ダクトと吹出口や消音ボックス等を接続する際に、位置調整のために設けられる。
- 可変風量ユニットの動作形式には、絞り式とバイパス式がある。
- 風量調整ダンパは、モータダンパの場合も、ダンパそのものの構造は手動ダンパと同等である。
- 丸ダクトは、スパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。
正解 (5)
解 説
(1)、(3)、(4)はともに正しい記述ですが、マイナーな知識なので気にしなくていいと思います。
(2)も正しいです。フレキシブル(flexible:柔軟な)という名称からわかる通り、フレキシブル継手は柔軟性があり、ある程度自由にたわませたり曲げたりすることが可能です。そのため、ダクトと吹出口などを接続する際、その位置調整に用いることができます。
(5)が誤りです。「はぜ」があるのは丸ダクトではなく、スパイラルダクトのほうです。はぜがあるおかげで、スパイラルダクトは丸ダクトよりも高い強度が得られます。ちなみに「はぜ」というのは、金属板を折り曲げて噛み合わせるようにした部分のことを指します。
以上から、正解は(5)となります。
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