問 題
蚊の防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ULV処理は、一般に成虫に対する速効性は低い。
- チカイエカ対策として、浄化槽の通気管に防虫網を設置する。
- 浄化槽内の防除効果は、柄杓(ひしゃく)によりすくい取られた幼虫数によって判定可能である。
- ライトトラップや粘着トラップで捕獲した蚊の数は、維持管理水準を判断するのに有用である。
- クレゾールなどを含む殺虫製剤は、浄化槽内の微生物に影響を与える。
正解 (1)
解 説
(1)で、ULVは「Ultra Low Volume」の頭文字から取っています。直訳では「超微量」ですが、対応する日本語訳は「微量濃厚散布」です。高濃度の薬剤を少量散布するために用いられます。
成虫防除に用いられるULV処理は、濃度が濃いので速効性が高い一方で、散布量が少しなので残効性は期待できず、効果は短期間しか持たないという特徴があります。
よって、(1)の「速効性が低い」が誤りで、正しくは「速効性が高い」といえます。
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