ビル管理士試験 H23年 問55 問題と解説

　問 題　　　　　

空気清浄化と換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1. 室内空気の清浄化にとって、換気は重要な役割を果たす。
2. ケミカルエアフィルタは、ガス状物質の除去に利用できる。
3. 整流方式は、室内汚染物質を拡散させ、排気口に押し出す方式である。
4. 電気集じん機は、粒子状物質の除去に利用できる。
5. 空気齢は、換気効率の指標で利用される。

　解 説　　　　　

整流方式は、その字の通り、流れを整えるような換気方法です。具体的には、清浄な空気をある一定の方向に向けて流し、その先にある排気口へと押し出します。そのため、室内汚染物質は拡散しにくくなっています。

事務所などの換気でこの方式を取ってしまうと、空気の流れがあるライン以外の部分は換気されないので、普通の部屋では整流方式ではなく、混合方式を採用します。

整流方式を使うのは、クリーンルームなど、特殊なパターンのみです。