ビル管理士試験 2024年 問127 問題と解説

 問 題     

建築物衛生法施行規則に基づく雑用水の水質検査において、2か月以内ごとに1回、定期に行う項目として、正しいものは次のうちどれか。

  1. 外観
  2. 臭気
  3. pH
  4. 大腸菌
  5. 残留塩素

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

雑用水の水質検査に関して、各種検査項目とそれぞれの基準値、そして検査の頻度は全て頻出なので、正確に覚えておく必要があります。以下にまとめておくので、ぜひ押さえておいてください。

【雑用水の水質基準】

  1. 残留塩素:遊離残留塩素0.1mg/L以上(結合残留塩素なら0.4mg/L以上)
  2. pH値   :5.8以上8.6以下
  3. 臭気  :異常でないこと
  4. 外観  :ほとんど無色透明であること
  5. 大腸菌 :検出されないこと
  6. 濁度  :2度以下(散水、修景、清掃用水として使う場合のみ。水洗便所用水なら基準値なし)

また、測定頻度は、上記の1~4(遊離残留塩素の含有率、pH値、臭気、外観)の4項目が7日以内ごとに1回、上記5~6(大腸菌、濁度)の2項目が2か月以内ごとに1回となっています。

以上を踏まえて選択肢を確認すると、選択肢(4)の「大腸菌」だけが2か月以内ごとの測定であり、その他は7日以内ごととなります。

よって、正解は(4)です。

コメント