問 題
給水配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 硬質ポリ塩化ビニル管の接合は、一般に融着接合で行う。
- 飲料水用配管は、他の配管系統と識別できるようにする。
- ウォータハンマ防止器は、ウォータハンマ発生箇所に近接して設置する。
- 銅管は、銅イオンが水に浸出して青水が生じることがある。
- ステンレス鋼管は、酸化被膜により耐食性を有している。
正解 (1)
解 説
(1)に関して、給水設備に用いられる配管とその接合方法との組合せに関する問題は、そこまで頻出ではありませんが、数年ごとに出題されています。各配管の接合方法を以下にまとめるので、知識としてできる限り覚えておくことをお勧めします。
【給水配管と接合方法】
- 合成樹脂ライニング鋼管:ねじ接合
- 銅管 :差込みろう接合
- ステンレス鋼管 :溶接接合 or メカニカル形接合
- 硬質ポリ塩化ビニル管 :接着接合
- 架橋ポリエチレン管 :メカニカル形接合 or 融着接合
- ポリブテン管 :メカニカル形接合 or 融着接合
以上から、硬質ポリ塩化ビニル管の接合方法は「融着接合」ではなく「接着接合」とします。
よって、正解は(1)です。
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