ビル管理士試験 2024年 問107 問題と解説

 問 題     

給水及び排水に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. メカニカル形接合:ねじ込み、接着等による配管の接合方法
  2. 毛細管現象:トラップのウェアに引っ掛かった糸くずや毛髪により、漸次封水が減少する現象
  3. 着色障害:主として給水配管材料の腐食による生成物が水に溶解することにより起こる現象
  4. 生物膜法:微生物が主要な構成要素となっている膜を利用して汚水を処理する方法
  5. DPD法:水道水の残留塩素を発色試薬を用いて簡易に測定する方法

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)が誤りです。メカニカル形接合とは、ステンレス鋼管などで採用されている接合方法で、ねじ込み、溶接、接着等によらない機械的な接合方法をいいます。

よって、(1)の「ねじ込み、接着等による」という部分が誤りで、ここを「~によらない」とすると正しい文章になります。

(2)~(5)の記述はいずれも正しいです。(1)のメカニカル形接合と比べるとどれも出題頻度が低めの用語ですが、たまには出題されることもあるので、余裕があれば併せて押さえておいてください。

以上から、正解は(1)です。

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