問 題
ダニに関する下記の文章に該当する種類として、最も適当なものは次のうちどれか。
梅雨時などの高温・多湿時に、畳や保存食品から大発生する場合がある。ヒトを刺したり吸血することはなく、アレルゲンとしての重要性も比較的低いが、大量発生により不快感や恐怖感を与えることがある。
- フトツメダニ
- カベアナタカラダニ
- ワクモ
- ケナガコナダニ
- コナヒョウヒダニ
正解 (4)
解 説
説明文の中にはいくつかのヒントがありますが、特に重要なキーワードは「保存食品」です。保存食品から発生するダニといえば、(この試験では)ケナガコナダニだけです。
ケナガコナダニは、保存食品や畳などから発生する屋内塵性ダニです。長時間の乾燥には弱く、温度25℃以上で湿度60%以上という条件を満たす場所を好みます。
よって、正解は(4)のケナガコナダニとなります。
ほかの選択肢に関して、(1)のフトツメダニと(2)のカベアナタカラダニの特徴は特に押さえておく必要はないと思います。
(3)のワクモは、ヒトには寄生せず鳥に寄生するダニで、鳥類から吸血します。また、本問からは脱線しますが、この試験に出題されるダニのうち、吸血するのは以下の3種類のみです。
- イエダニ
- マダニ
- ワクモ
(5)のコナヒョウヒダニは、屋内の塵などを食べて発育します。また、コナヒョウヒダニが増える温湿度条件は、ヒトが快適に生活できる条件とほぼ一致しています。
以上から、正解は(4)です。
コメント