ビル管理士試験 2023年 問155 問題と解説

 問 題     

硬性床材の特徴に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 大理石は、耐アルカリ性に優れる。
  2. テラゾは、耐酸性に優れる。
  3. セラミックタイルは、低吸水性に優れる。
  4. 花崗岩(かこうがん)は、耐熱性に優れる。
  5. コンクリートは、耐酸性に優れる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(1)は誤りです。大理石は、耐酸性も耐アルカリ性も乏しいです。つまり、大理石の床を清掃する際には中性洗剤を使わなければいけません。

(2)も誤りです。テラゾは人造大理石で、床の仕上げ材として使用されます。このテラゾは耐酸性に乏しく、酸と反応して溶けたり傷ついたりします。よって、テラゾには酸性洗剤を使用できません。

(3)が正しいです。セラミックタイルは、耐酸性、耐アルカリ性、耐摩耗性、低吸水性に優れています。

(4)は誤りです。花崗岩は耐酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性に優れています。しかし、耐熱性には乏しいです。

(5)も誤りです。コンクリートはそれ自身がアルカリ性なので、酸と反応させると溶け出してしまいます。よって、コンクリートは、耐酸性に乏しいです。

以上から、正解は(3)となります。

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