問 題
建築材料と部材の性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートの混和材には、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカヒューム等がある。
- 単板積層材(LVL)は、主に柱や梁(はり)に用いられる。
- 一般に、コンクリートのひび割れ幅が0.1~0.2mm以上になると鉄筋の腐食が著しくなる。
- 鋼材は等方性材料である。
- 木材の含水率は、水分を含んでいる木材の質量の、絶乾質量に対する割合をいう。
正解 (5)
解 説
(5)に関して、木材の含水率は次の式で表すことができます。
つまり、木材の含水率とは、「水分を含んでいる木材の質量の、絶乾質量に対する割合」ではなく、「水分の質量の、絶乾質量に対する割合」または「水分を含んでいる木材の質量と絶乾質量との差の、絶乾質量に対する割合」をいいます。
よって、正解は(5)となります。
この問題は(1)~(4)がどれもマイナーな知識を問う記述となっているので、消去法ではなく(5)が誤っていることを的確に答えたい問題です。
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