ビル管理士試験 2022年 問160 問題と解説

 問 題     

建築物内廃棄物の各関係者の基本的役割に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ビル入居者は、廃棄物処理のルールを徹底させるため責任者を選任する。
  2. ビル入居者は、廃棄物の減量化・減容化に努める。
  3. 廃棄物処理業者は、分別可能廃棄物を明確化する。
  4. ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の処理に必要な容器、集積場所、保管場所等を適切に準備する。
  5. ビルメンテナンス事業者は、必要な場合に建築物内廃棄物の事後分別を行う。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(4)で、ビルメンテナンス事業者は、建築物の所有者(いわゆるビルオーナー)から委託されて、ビルの清掃や衛生管理などソフト面でのメンテナンス(=維持管理)を行う業者です。

ごみを溜めるコンテナを用意したり、集積場所や保管場所を決定・提供したりするのは、ビルメンテナンス業者ではなく建築物維持管理権原者(所有者など)の役割となります。

よって、(4)の「ビルメンテナンス事業者」が誤りで、正しくは「建築物維持管理権原者」となります。

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