ビル管理士試験 2022年 問135 問題と解説

 問 題     

衛生器具設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 衛生器具は危険な突起がない形状のものを選定し、利用者に対する安全性を考慮する。
  2. 節水機器を導入する場合、排水管内の汚物などの搬送性能にも配慮する。
  3. 洗面器の取り付け状態は、2か月に1回、定期に点検する。
  4. 水受け容器には、便器・洗面器類、流し類の他にトラップも含まれる。
  5. 小便器の排水状態は、6か月に1回、定期に点検する。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(4)に関して、衛生器具は次の4つに分類されます。この分類は重要事項として押さえておきたい内容です。

  1. 給水器具 :給水栓、洗浄弁など
  2. 水受け容器:便器、洗面器など
  3. 排水器具 :金具類、トラップ、排水口など
  4. 付属品  :鏡やトイレットペーパーホルダーなど、水と直接関わりのないもの

以上から、便器・洗面器類、流し類は水受け容器に該当しますが、トラップは排水のために存在する器具なので、排水器具に該当します。

よって、(4)の記述が誤りなので、これが正解となります。

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