ビル管理士試験 2022年 問117 問題と解説

 問 題     

給水設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 飲料用貯水槽の点検は、1か月に1回程度、定期に行う。
  2. 第2種圧力容器に該当する圧力水槽は、2年以内ごとに1回、定期自主検査を行う。
  3. 飲料用貯水槽の清掃の作業に従事する者は、おおむね6か月ごとに健康診断を受ける必要がある。
  4. 防錆(せい)剤を使用する場合は、定常時においては2か月以内ごとに1回、防錆剤の濃度の検査を行う。
  5. 給水栓における残留塩素の測定は、7日以内ごとに1回、定期に行う。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)に関して、各種圧力容器の検査は、それぞれ次のように定められています。これらは合わせて出題されやすいので、しっかり区別して覚えておいてください。

  • 第一種圧力容器:
     定期自主検査は1か月以内ごとに1回行い、性能検査は1年以内ごとに1回行います。
  • 第二種圧力容器/小型圧力容器:
     1年以内ごとに1回の定期自主検査が必要です。性能検査は必要ありません。

よって、(2)の「2年以内」が誤りで、正しくは「1年以内」となります。

この問題では、ほかの選択肢の数値を変えて誤りの選択肢として出題されることもあります。どれも頻出事項といえるので、正確な数値を押さえておきたいところです。

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