問 題
給水設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 貯水槽の清掃によって生じた汚泥などの廃棄物は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)、下水道法等の規定に基づき、適切に処理する。
- 防錆(せい)剤の注入及び管理に関する業務は、建築物衛生法に基づく建築物飲料水水質検査業の登録を受けた者が行わなければならない。
- 管更生工法で管内に合成樹脂ライニングを施す場合には、技術評価・審査証明を受けた工法を採用するのがよい。
- 残留塩素の測定は、一般にDPDを発色試薬とした測定法により行う。
- 配管は、管の損傷、錆(さび)、腐食及び水漏れの有無を点検して、必要に応じて補修を行う。
正解 (2)
解 説
(2)に関して、「建築物飲料水水質検査業の登録を受けた者」はあくまで「検査業」であって、現場での注入や管理とは関係ありません。実際に注入や管理に関する業務については、「防錆剤管理責任者」が行わなくてはいけません。
ちなみに、ビル管理士試験に合格すれば(建築物環境衛生管理技術者免状の交付を受けていれば)、防錆剤管理責任者の資格を有していることになります。
よって、正解は(2)となります。
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