問 題
防除に用いる機器類と薬剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 隙間や割れ目等の細かな部分に粉剤を処理する場合には、電動散粉機を使用する。
- 噴霧器のノズルから噴射される薬液の噴射パターンの一つとして、扇型がある。
- ミスト機は、汚水槽の蚊やチョウバエの防除に使用される。
- 液化炭酸ガス製剤には、有機溶媒や水は使用されていない。
- 粘着式殺虫機は、昆虫の死骸が周囲に落ちることが少ない。
正解 (1)
解 説
この問題は各選択肢とも、出題頻度から見ると珍しい文章が並んでいます。そのため、知識問題として解こうとすると難問だと感じると思います。しかし、これを知識問題として捉えずに、うまくイメージを膨らますことさえできれば、比較的易しい問題と考えることもできます。
答えを先に示すと、(1)の「電動散粉機」が誤りで、正しくは「手動式の散粉機」となります。
電動散粉機は手軽に広い範囲を散粉することができるので便利です。しかし、隙間や割れ目のような細かな部分に精確に散粉するためには、このような電動の機械を使うよりも、手動式の散粉機を使ったほうがピンポイントに粉剤をまくことができます。
よって、(1)の記述が誤りであると判断できるので、正解は(1)です。
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