問 題
アレルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 低湿度は、アトピー性皮膚炎の増悪因子である。
- アレルゲンの同定は予防、治療の上で重要である。
- ヒスタミンは、アレルゲンの一種である。
- アレルギー反応は、体に有害である免疫反応をいう。
- 過敏性肺炎の一種である加湿器肺の予防には、加湿器の微生物汚染の防止が重要である。
正解 (3)
解 説
(3)に関して、アレルゲンとは、アレルギー症状を引き起こす原因となる物質のことです。花粉やダニ、犬毛、ハウスダストなどがアレルゲンの代表例です。
一方、ヒスタミンは、アレルギー反応を起こしたときに身体の細胞から放出される物質です。
もともとは血圧降下や血管拡張などの生理反応を起こす物質ですが、特定のアレルゲンが体内に入ったときにヒスタミンが過剰に放出されることがあり、これによってかゆみなどのアレルギー症状が引き起こされます。
よって、ヒスタミン自体がアレルゲンなわけではないので、正解は(3)です。
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