ビル管理士試験 2021年 問27 問題と解説

 問 題     

ヒトの発がんの原因に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 発がんの要因として、食事が3分の1を占める。
  2. 感染症が発がんの原因となることがある。
  3. ラドンのばく露は肺がんのリスクを上昇させる。
  4. DNAに最初に傷を付け、変異を起こさせる物質をプロモータという。
  5. ホルムアルデヒドには発がん性が認められる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

本問の正解は(4)ですが、出題頻度から見てもマイナーな内容だといえます。一方でそのほかの選択肢はどれも概ね基本的な内容なので、この問題は消去法で答えるのが妥当かもしれません。

(4)に関して、DNAに最初に傷を付け、変異を起こさせる物質のことは「イニシエータ」といいます。

イニシャル(initial、頭文字)と語源は同じで、イニシエータ(initiator)は発がんの最初のプロセスを引き起こす物質です。イニシエータの働きによってDNAに変異が起こり、その後、プロモータ(promoter、発がん促進物質)によって発がんが促進されます。

よって、(4)の「プロモータ」が誤りで、正しくは「イニシエータ」です。

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