問 題
繊維床材の清掃に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- 事務所建築物の繊維床材の汚れは、約60%が油性のしみである。
- スポットクリーニングは、除じんで除去できない汚れがパイルの上部にあるうちに行う。
- ポリプロピレン素材は、親水性の汚れが取れにくい。
- カーペットのほつれは、年に1~2回まとめてカットする。
- アクリル素材は、親水性の汚れが取れにくい。
正解 (2)
解 説
(1)で、60%以上が親水性のしみです。
(2)は記述の通りなので、これが正解となります。
(3)で、ポリプロピレンやポリエステル、アクリルなどの合成繊維は、親水性の汚れが取れやすいという特徴があります。また、ポリプロピレンの目立った特徴としては、耐薬品性(酸・アルカリともに)が挙げられます。よって、(3)の記述は反対です。
(4)で、カーペットのほつれは、施工初期でのジョイント部の毛羽立ちが多いです。そのため、年に数回定期的に処理するのではなく、施工初期にカットすればそれでよいです。
(5)は(3)の解説の通りです。アクリルも、親水性の汚れが取れやすいという長所をもっています。
以上から、正解は(2)です。
コメント