ビル管理士試験 2020年 問137 問題と解説

 問 題     

衛生器具の故障の現象とその原因との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. 小便器内が十分に洗浄されていない - 水出口穴に異物が詰まっている
  2. 小便器の排水の流れが悪い - 排水管内にスケールが付着している
  3. 混合水栓の適温が得られない - 水圧と湯圧の差が大きすぎる
  4. 大便器へ少量の水が流れ続ける - 洗浄弁のシートとシートパッキンの間に異物が付着している
  5. サイホン式大便器の留水面が正常より小さい - タンク内の補助水管がオーバフロー管内に差し込まれている

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(5)で、タンク内の補助水管がオーバーフロー管内に差し込まれていれば、補助水管から水が補給されるので問題ないはずです。むしろ補助水管が接続されていないと、水が補給されずに留水面がさがる恐れがあります。

よって、原因の欄にある「~に差し込まれている」が誤りで、正しくは「~から取れている」とか「~から外れている」などとするべきです。

以上から、正解は(5)です。

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