問 題
排水設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排水槽の底部勾配面には、点検歩行を容易にするため階段を設ける。
- 排水槽の清掃は、酸素濃度と硫化水素濃度を確認してから行う。
- 排水槽の悪臭防止対策としては、タイマによる強制排水を行うことが望ましい。
- グリース阻集器のトラップの清掃は、2カ月に1回程度行う。
- 水中用排水ポンプのメカニカルシール部のオイル交換は、3~5年に1回程度行う。
正解 (5)
解 説
(5)に関して、排水ポンプ(水中ポンプ)の保守管理で押さえておきたいのは、絶縁測定・メカニカルシール部のオイル交換・メカニカルシールの交換の3点です。
- 絶縁抵抗:1ヵ月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上あることを確認する
- メカニカルシール部のオイル交換:6ヵ月~1年に1回
- メカニカルシールそのものの交換:1~2年に1回
よって、(5)の「3~5年に1回」が誤りで、ここは「6ヵ月~1年に1回」となります。
この問題はほかの選択肢も重要で、特に(4)の数値は押さえておいてください。
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