問 題
給湯設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 第2種圧力容器は、1年以内ごとに1回、定期自主検査を行う。
- 各種の弁は、1年に1回以上、分解清掃を行う。
- 中央式給湯方式の循環ポンプは、1年に1回以上、分解清掃を行う。
- 給湯配管は、1年に1回以上、管洗浄を行う。
- シャワーヘッドは、1年に1回以上、定期的に点検を行う。
正解 (5)
解 説
(1)は正しいです。各種圧力容器の検査は、それぞれ次のように定められています。これらは合わせて出題されやすいので、しっかり区別して覚えておいてください。
- 第一種圧力容器:
定期自主検査は1か月以内ごとに1回行い、性能検査は1年以内ごとに1回行います。 - 第二種圧力容器/小型圧力容器:
1年以内ごとに1回の定期自主検査が必要です。性能検査は必要ありません。
(2)も正しいです。「分解清掃」という言葉を見たら、その頻度は1年に1回以上だと考えて大丈夫です。今回は各種の弁ですが、このほか、シャワーヘッドや給湯循環ポンプなど、いずれも分解清掃の頻度は1年に1回以上です。
(3)も正しいです。これも「分解清掃」なので、(2)の解説で示した通り1年に1回以上の頻度となります。
(4)も正しいです。配管類の管洗浄の頻度は、1年に1回以上です。
(5)が誤りの記述で、シャワーヘッドの点検は6カ月に1回以上の頻度で行う必要があります。また、シャワーヘッドの分解清掃は1年に1回以上、実施します。
以上から、(5)が正解です。
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