問 題
給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 循環式給湯設備の下向き配管方式における給湯横主管は、1/200以上の下り勾配とする。
- 返湯管に銅管を用いる場合は、潰食(かいしょく)を考慮して管内流速を1.2m/s以下とする。
- ライニング鋼管における単式の伸縮管継手の設置間隔は、50m程度とする。
- 貯湯槽の容量は、ピーク時の必要容量の1~2時間分を目安とする。
- 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は、90℃以下で使用する。
正解 (3)
解 説
(3)について、ライニング鋼管における単式の伸縮管継手の設置間隔は、「50m」ではなく「30m」程度とします。また、ステンレス鋼管の場合は20m程度とします。
単式の伸縮管継手の設置間隔
- ライニング鋼管:30m程度
- ステンレス鋼管:20m程度
よって、正解は(3)です。
ちなみに、この問題では(3)よりもむしろ、それ以外の選択肢のほうが頻出です。いずれも押さえておきたい数値なので、(3)の正誤が判断できなくても消去法で正解できれば十分かもしれません。
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