問 題
水道水の塩素消毒に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- CT値は、塩素濃度を接触時間で除したものである。
- 塩素消毒の効果は、懸濁物質が存在すると低下する。
- 原虫シストは、塩素消毒に対する抵抗性が強い。
- 塩素消毒は、多種類の微生物に対して消毒効果が期待できる。
- 塩素消毒の反応速度は、温度が高くなるほど速くなる。
正解 (1)
解 説
(1)に関して、CT値のCは「concentration(濃度)」で、Tは「time(時間)」です。濃度というのは塩素濃度を、時間というのは接触時間を意味するのですが、CT値は、これらの割り算ではなく掛け算となります。
塩素濃度が高いほど、接触時間が長いほど消毒能力が上がることから、掛け算と判断できます。
よって、正解は(1)です。
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