ビル管理士試験 2020年 問108 問題と解説

 問 題     

水質基準に関する省令に定める基準として、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 一般細菌は、1mLの検水で形成される集落数が100以下であること。
  2. 総トリハロメタンは、0.1mg/L以下であること。
  3. カルシウム、マグネシウム等(硬度)は、500mg/L以下であること。
  4. 鉛及びその化合物は、鉛の量に関して、0.01mg/L以下であること。
  5. 塩化物イオンは、200mg/L以下であること。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)で、カルシウム、マグネシウム等(硬度)の基準値は「300mg/L以下」です。

水質基準の基準値を問う問題はたびたび出題されているので、以下のような代表的な項目については正確に覚えておく必要があります。

  • 一般細菌    :1mLの検水で形成される集落数が100以下
  • 大腸菌     :検出されないこと
  • 鉛       :0.01[mg/L]以下
  • ひ素      :0.01[mg/L]以下
  • 六価クロム   :0.02[mg/L]以下
  • 総トリハロメタン:0.1[mg/L]以下
  • ホルムアルデヒド:0.08[mg/L]以下
  • 鉄       :0.3[mg/L]以下
  • 銅       :1.0[mg/L]以下
  • 塩化物イオン  :200mg/L以下
  • カルシウム、マグネシウム等(硬度):300mg/L以下
  • 有機物(TOC)  :3[mg/L]以下
  • pH値       :5.8以上8.6以下
  • 色度      :5度以下
  • 濁度      :2度以下

全てを覚えようとすると51項目もあって大変な上、ほとんど出題されない項目も多いので、過去問を解いていく中で出てきたものを覚えておけば充分だと思います(ただし、正解以外の選択肢も要チェックです)。

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