問 題
吹出口に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 面状吹出口には、多孔パネル型、天井パネル型がある。
- 線状吹出口は、主にペリメータ負荷処理用として窓近傍に設置されることが多い。
- ふく流吹出口は、誘引効果が高く、均一度の高い温度分布が得やすい。
- 軸流吹出口の吹出気流は、到達距離が短い。
- 軸流吹出口には、グリル型がある。
正解 (4)
解 説
(4)に関して、空気調和設備の吹出口には、ふく流吹出口、軸流吹出口、線状吹出口、面状吹出口の4種類があります。
- ふく流吹出口は、他の吹出口に比べて誘引効果が高く、均一度の高い温度分布が得られます。
- 軸流吹出口は、誘引比と拡散角度が小さく、一定方向に対して到達距離が長いのが特徴です。
- 線状吹出口は、ふく流吹出口と同様に誘引比が大きく、均一な温度分布を得やすいです。
- 面状吹出口は、天井板に細孔をあけた有孔天井を用い、天井全面から微風速で吹き出す方式が一般的です。
以上から、(4)の「到達距離が短い」が誤りで、むしろ到達距離が長いです。
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