ビル管理士試験 2020年 問68 問題と解説

 問 題     

ボイラに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 鋳鉄製ボイラは、スケール防止のため装置系を密閉系で設計・使用する。
  2. 貫流ボイラの取扱いには、容量によらずボイラ技士に関する資格が必要である。
  3. 炉筒煙管式ボイラは、直径の大きな横型ドラムを本体とし、燃焼室と煙管群で構成される。
  4. 真空式温水発生機では、缶体内を真空に保持して水を沸騰させ、熱交換器に伝熱する。
  5. 真空式温水発生機では、容量によらずボイラに関する取扱資格は不要である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)に関して、蒸気ボイラ・貫流ボイラ・温水ボイラには、基本的にボイラ技士に関する資格が必要です。しかし、一定よりも小型の容量のものに関しては取扱資格が不要であるため、(2)の「容量によらず」の部分が誤りとなります。

よって、正解は(2)です。

ちなみに、(5)にもある通り、真空式温水発生機の場合には容量によらず取扱資格が不要です。取扱資格が必要なのは、冒頭にも書いた通り、蒸気ボイラ・貫流ボイラ・温水ボイラの3種類となります。

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