ビル管理士試験 2020年 問34 問題と解説

 問 題     

振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 全身振動の知覚は、内耳の前庭器官と三半規管が関係している。
  2. 振動の知覚は、皮膚、内臓、関節等、全身に分布する運動神経末端受容器によりなされる。
  3. 全身振動の大きさの感覚は、振動継続時間によって異なる。
  4. 振動レベルの単位は、dB(デシベル)である。
  5. 白ろう病は、手持ち振動工具による指の血行障害である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)で、運動神経は内蔵や関節などの筋肉を動かすための神経です。よって、信号が向かう方向は中枢から末端へと向かいます。ここでは振動の知覚の話をしているので、その信号は末端から中枢に向かう方向で、これを担うのは知覚神経です。

よって、(2)の「運動神経末端受容器」が誤りで、正しくは「知覚神経末端受容器」となります。

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