ビル管理士試験 2020年 問19 問題と解説

 問 題     

平成30年の健康増進法の改正に関する次の文章の(  )内に入る語句の組合せとして、正しいものはどれか。

平成30年の健康増進法の改正では( ア )の( イ )の強化が行われ、原則として、学校・病院・児童福祉施設での( ウ )の禁煙の徹底が図られている。

  •    ア    イ   ウ
  1. 能動喫煙  削減  敷地内
  2. 能動喫煙  防止  屋内
  3. 受動喫煙  防止  屋内
  4. 受動喫煙  防止  敷地内
  5. 受動喫煙  削減  屋内

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

( ア )には「受動喫煙」が入ります。

能動喫煙(自分でタバコを吸うこと)は二十歳以上であれば本人の自由ですが、望まない受動喫煙によって悪影響が生ずるのを防止するため、平成30年に健康増進法が改正され、喫煙に関する制限が強化されました。

( イ )には「防止」が入ります。

ここを「受動喫煙の削減」にしてしまうと日本語の文法として不自然ですが、意味合いは伝わりますし、これは国語のテストじゃないので、もし悩むようなら( イ )はスルーしても構わないです。( ウ )が正しければ正解の選択肢を一つに絞ることができます。

( ウ )には「敷地内」が入ります。

学校・病院・児童福祉施設など、子どもや患者の多い場所では原則として「敷地内禁煙」となりました。また、行政機関なども同様に「敷地内禁煙」です。

一方、それ以外の場所で多数の者が利用する施設は、原則として「屋内禁煙」です。例外的に、一定の条件を満たした喫煙専用室内でのみ喫煙できますが、原則として屋内では喫煙できません。

以上から、正解は(4)となります。

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