電験三種 R5年度上期 機械 問14 問題と解説

　問 題　　　　　

次のフローチャートに従って作成したプログラムを実行したとき、印字されるA、Bの値として、正しい組合せを次の(1)～(5)のうちから一つ選べ。

• A　　　　B

1. 43　　  288
2. 43　　  677
3. 43　　  26
4. 720　　26
5. 720　　677

 

 

 

 

 

　解 説　　　　

下図の青 → 緑 → 赤の順番で確認していってください。

まず、①ではAとBの値をそれぞれ10、2と決めます。続いて、②では新しいAの定義付けを行います。新しいAは古いAとBの和なので、10+2=12となります。その後、ひし形の箇所ではAが40を超えるか40以下かで進む道が変わります。この段階ではA=12(≦40)なので、この分岐点では下に進みます。

③では新しいBが、2²+1=5という計算により、5と決まります。④では、今のところの計算結果を再度示していて、続いて緑色で示す2周目に入ります。

⑤でAの再定義を行います。先ほどまではA=12だったので、最新のAは、12+5=17となります。まだAは40以下なので、分岐点では再び下に進みます。⑥ではBの値が、5²+1=26と更新されます。よって、2周目終了時の数値は⑦の通りとなり、赤色で示す3周目に入ります。

⑧ではAが17+26=43となります。ここで、Aの値が40を超えたので、分岐点を右側に進みます。そうすると、⑨のところでAとBの数値が印字されますが、このときの値はA、Bそれぞれの最も新しい数値なので、A=43、B=26となります。

以上から、正解は(3)となります。