電験三種 R1年 機械 問14 問題と解説

 問 題     

2進数AとBがある。それらの和がA+B=(101010)2、差がA-B=(1100)2であるとき、Bの値として、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  1. (1110)2
  2. (1111)2
  3. (10011)2
  4. (10101)2
  5. (11110)2

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

AとBの和と差が2進数で与えられていますが、まずはこれらを馴染みのある10進数に変換します。

和である(101010)2を10進数に直す際には、2進数の一の位が2の0乗、十の位が2の1乗、百の位が2の2乗…と対応していきます。つまり、以下の図のように書くことができます。

よって、これを計算すると、次の通りとなります。

差である(1100)2についても同様に計算します。

以上から、A+B=42とA-B=12の連立方程式を解くことで、A=27、B=15と計算することができます。求めたいのはBの値を2進数で表したものなので、今度は15を2進数に変換します。

10進数を2進数にするには、以下のように元の数字(10進数の数値)を2でどんどん割っていって、その余りを下から上へ読んでいったものが答えとなります。

よって、(15)10=(1111)2だとわかります。

以上から、正解は(2)となります。

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