問 題
次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく、高圧架空電線路の電線の断線、支持物の倒壊等による危険を防止するため必要な場合に行う、高圧保安工事に関する記述の一部である。
- 電線は、ケーブルである場合を除き、引張強さ( ア )[kN]以上のもの又は直径5[mm]以上の( イ )であること。
- 木柱の( ウ )荷重に対する安全率は、2.0以上であること。
- 径間は、電線に引張強さ( ア )[kN]のもの又は直径5[mm]の( イ )を使用し、支持物にB種鉄筋コンクリート柱又はB種鉄柱を使用する場合の径間は( エ )[m]以下であること。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ア イ ウ エ
- 8.71 硬銅線 垂直 100
- 8.01 硬銅線 風圧 150
- 8.01 高圧絶縁電線 垂直 400
- 8.71 高圧絶縁電線 風圧 150
- 8.01 硬銅線 風圧 100
正解 (2)
解 説
問題文に該当するのは、電気設備の技術基準の解釈第70条「低圧保安工事、高圧保安工事及び連鎖倒壊防止」の2項です。この項の本文は以下の通りとなります。
高圧架空電線路の電線の断線、支持物の倒壊等による危険を防止するため必要な場合に行う、高圧保安工事は、次の各号によること。
- 電線はケーブルである場合を除き、引張強さ8.01kN以上のもの又は直径5mm以上の硬銅線であること。
- 木柱の風圧荷重に対する安全率は、2.0以上であること。
- 径間は、70-2表によること。ただし、電線に引張強さ14.51kN以上のもの又は断面積38mm2以上の硬銅より線を使用する場合であって、支持物にB種鉄筋コンクリート柱、B種鉄柱又は鉄塔を使用するときは、この限りでない。
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