電圧の種別

「電気設備に関する技術基準を定める省令」の第二条では、電圧の種別が定められています。

電圧の種別は以下の3つがあります。

  • 低圧
  • 高圧
  • 特別高圧

低圧

低圧の定義は、直流なら750[V]以下交流なら600[V]以下です。実際には100[V]や200[V]で使われることが多く、屋内の電気使用場所などで使われる電圧です。

高圧

高圧の定義は、直流・交流ともに7000[V]以下です(もちろん低圧を超える範囲で)。実際には6[kV](=6000[V])がよく使われます。

用途としては、市街地の架空電線路など、配電用の電線に使われます。

特別高圧

特別高圧の定義は、直流・交流ともに、7000[V]を超えるものです。実際では22[kV]、66[kV]、154[kV]などがあります。

用途は高圧と同じく配電用が主ですが、市街地では電圧が高すぎて使えないので、人の少ないような地域で使われます。また、送電線路以外には、発電所や変電所で使われる電圧もこの特別高圧です。

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