下図のように支持物を介して架線を支えているとき、支線には相応の張力がかかっています。
支持物から水平に伸びている電線にかかっている張力をT1とすると、支線にかかる張力T2は、T1とAB間の距離l、支線の高さhを使って計算で求めることができます。
まず、上図のように支持物と支線との間の角度をθとし、求めるT2を地面に水平方向の力と垂直方向の力に分解します。すると、水平方向はT2sinθとなり、これは図より、T1と等しくなるはずです。一方、垂直方向はT2cosθとなります。
また、三平方の定理を使えば支持物の固定点と地上固定点との距離がであるとわかるので、
となります。
よって、T2は、
と求められます。
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