電験三種 R5年度下期 理論 問6 問題と解説

 問 題     

図のような直流回路において、抵抗6Ωの端子間電圧の大きさVの値[V]として、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  1. 2
  2. 5
  3. 7
  4. 12
  5. 15

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

求めたいのは回路図の中央にある抵抗の端子間電圧V[V]です。

まず、下図のように左右にある電源を流れる電流をそれぞれI1[A]、I2[A]とすると、中央の抵抗を流れる電流はI1+I2[A]と表すことができます。

次に、回路の左半分(上図の矢印①)と右半分(上図の矢印②)のそれぞれでキルヒホッフの第二法則を使って式を立て、それらを連立方程式として解くことで、次に示すようにI1[A]、I2[A]を計算することができます。

これらの連立方程式を解くと、I1=1.8[A]、I2=0.2[A]となります。

よって、求めたいV[V]はオームの法則を使うと次のように計算できます。

以上より、正解は(4)となります。

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