問 題
ねずみ・昆虫等及び鳥類の防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ドバトの捕獲や卵の除去を行う際は、自治体等の長の許可が必要である。
- ネズミと昆虫では、薬剤抵抗性の発達の原理が異なる。
- ネッタイトコジラミは、近年、東京都内の宿泊施設でも散見されている。
- 防除は、発生時対策より発生予防対策に重点を置いて実施する。
- 吸血昆虫を対象にした人体用忌避剤として、イカリジンがある。
正解 (2)
解 説
(2)に関して、ねずみや昆虫を含め、生物に薬剤を繰り返し使用すると、遺伝子突然変異などによって抵抗性を有する個体が増え、薬剤が効きにくくなる薬剤抵抗性の発達が起こります。
これは基本的に自然選択の原理であり、「遺伝的変異を持つ個体が生き残って繁殖する」という点で、抵抗性が発達する仕組みは全ての種で同じといえます。

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