問 題
殺虫剤・殺鼠剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 昆虫の変態等の生理的な変化に影響を与え、その他の生物に影響が小さい薬剤が防除に利用されている。
- 有効成分の毒性と安全性は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律によって定められた基準によりチェックされている。
- 毒薬に該当する衛生害虫用の殺虫剤はない。
- ある殺虫剤の毒性がヒト又は動物と昆虫の間であまり変わらないことを、選択毒性が高いと表現する。
- 薬剤の安全性は、毒性の強弱や摂取量等によって決まる。
正解 (4)
解 説
「選択毒性が高い」というのは、害虫にはとても良く効くけれど、ヒトや動物への影響はほとんどない、というように、生物種によって効果の差異が大きいときに使われる言葉です。
(4)の記述のように生物種によらず同じような効果が出てしまうのは選択的とは呼べないので、これは「選択毒性が低い」と表現するべきです。
コメント