ビル管理士試験 2019年 問130 問題と解説

 問 題     

排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 排水管への掃除口の設置間隔は、管径100mmを超える場合は、通常30m以内とする。
  2. 排水トラップの脚断面積比(流出脚断面積/流入脚断面積)が大きくなると、封水強度は大きくなる。
  3. 敷地排水管の直管が長い場合には、管内径の120倍を超えない範囲内に排水ますを設置する。
  4. ドーム状のルーフドレンでは、ストレーナの開口面積は、接続する排水管径の2倍以上が必要である。
  5. 雑排水ポンプは、厨房排水を含む雑排水を排除する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(5)に関して、排水ポンプには、大きく分けて以下の3種類があります。

  • 汚水ポンプ :固形物がほとんどない排水用 (例:雨水)
  • 雑排水ポンプ:固形物が小さい場合の排水用 (例:ちゅう房以外の雑排水)
  • 汚物ポンプ :固形物が大きい場合の排水用 (例:ちゅう房用排水、トイレの汚水)

よって、ちゅう房用排水には大きな固形物が含まれていることが多いので、汚物ポンプを使わなくてはいけません。

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