ビル管理士試験 2019年 問73 問題と解説

 問 題     

空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 静電式は、高圧電界により粉じんを荷電し、吸引吸着することによって捕集・除去するもので、電気集じん機が代表的な装置である。
  2. ろ過式は、慣性、拡散、さえぎりなどの作用で粉じんをろ材繊維に捕集するものをいう。
  3. HEPAフィルタやULPAフィルタは、圧力損失が大きい傾向にある。
  4. ろ過式は各種フィルタがあるが、粒子捕集率の値の範囲は狭い。
  5. 空気浄化装置は、排気系統に設置される場合もある。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

ろ過式は各種のフィルタがあり、ものによって網目の粗いものから密なものまで様々です。また、物理的な大きさの違いだけでなく、フィルタの素材によっても親水性・疎水性などの影響で捕集率が変わってきます。

よって、各種フィルタには粒子捕集率が高いものも低いものもあるので、その範囲は広いため、(4)の記述が誤りだといえます。

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